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映画『悪人』を観て。

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久々に号泣。
エンドロールが流れ始めても
なかなか戻れなかった。

人間て本当に淋しい生きものなんだな、とつくづく思い知った。
劣等感は、さらなる劣等感を持つ他人にぶつけられ、
相手より少しでも優位に立つことで、
自分の立ち位置を確保する。
そんなあやふやな場所で人は日々生きている。
だからこそ、
無条件に寄り添ってくれる誰かを
探し求めてしまうのだろう。

何度裏切られても。

親に捨てられた祐一にとって、
唯一の居場所と言える愛車に乗っている時
まるで母親を探し回る幼い迷子のようだと思った。

小さな子供なら泣きわめくこともできるのに
あきらめているのか、
怒っているのか、
何を思っているのか、
ちっとも分からないその無表情が
いっそう胸に迫ってくる。

解決し得ない貧困や劣等感や未成熟さを抱え、
変わらない、変えられない、
圧倒的閉塞感の中で突然変化は訪れる。

やっとやっと巡り会えた聖母のような女。
それが光代だ。
祐一と同じ心情を抱えた光代は
信じられないほどの包容力で
祐一を心身ともに丸ごと受け入れる。

お互いが生涯で初めて感じる至福の時。
それがこちら側にもじんじん伝わる。

衝動はやがて絶望的逃避行へと二人を駆り立てる。

これが愛だとは思わないけれど、
純粋にお互いを求め合う姿は
痛いくらい切なく美しかった。
まるで、フランス映画のように。

二人の出会いは特異な状況だったけど、
これしかなかったんだと思う。

祐一の願いを叶えるためには
この出会いしかなかった。
光代も同じだ。

神様は一番効率の良いやり方で
必要なものを与えてくれる。
それがどんなに残酷なことでも。

タイトルになってる『悪人』。

少なくとも祐一は悪人などではなかった。

ただただ、善人だった。
弱く優しい善人の物語だと思った。
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